ちょっと時間がたってしまいましたが、4月頭頃、某スーパーで食料品の買い物をしている時にふと目にとまる商品がありました。もともと某社PBのカニカマを良く購入する我が家。その日もいつものカニカマをカゴにいれようと売場にいった時の事です。「ん?」と思う商品を発見しました。カネテツさんのほぼシリーズのひとつ、「ほぼカニ」です。

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どうでしょう?私の場合はなんともいえない魅力を感じました。まずはどんなもんだか食べてみたいという強い衝動が起こりました。「ほぼカニ」と銘打って、更に「※カニではありません」に注釈・・・・しびれました(^^)

そして早速購入して食べてみると・・・うーん確かに・・・

どこまでカニに迫れたんだろう?とワクワクして食べてみた事が原因で、なるほどこれはカニではないな・・・でもカニカマとしてはどこまでもカニっぽいなと感じました。

ネーミングを考える時に、衝動を駆り立てるようなエッジの効いたものを作り出す事に成功すると、お客様の「買ってみようかな?」というアクションを後押しする効果を産み、まずは購入して頂く可能性が高まります。まずは試して貰えた…という段階まで誘引する事が出来たとします。次のステップでは、また購入していただけるか…つまりファンになって貰えるかという段階です。ネーミングが商品の魅力を充分に引き出す事ができた…というものであれば、実際に商品を体験した際に、商品価値に対する正しい認識を得ることにつながり、ピリーター化を促進する事にもつながりますが、一方で名前負けしていた場合(要はネーミングの切れ味が良すぎて顧客にとってハッタリの域まで到達してしまっていた場合)お客様がむしろ期待していた価値・経験を得ることができずがっかりし、もう買わない・・・という結果を産んでしまいます。商品開発側の意図(真意)を充分に伝達する事が出来るネーミング(そもそも開発した商品が顧客にとって価値がなければなりたたない議論ですが)が重要です。

という事で以下カネテツさんのHPです。

http://www.kanetetsu.com/hobokani2015/

TVCMではカニと対決する事で、カニへ近づいた事を表現する一方で、この素材を使用した3分間クッキングネタを入れたり、商材として活かした関連商品案内など幅広くPRを行っております。期待を煽り、使いか方を情報発信し、がっかりさせない仕掛けが行われています。初見のインパクトとの両立。これが成功にポイントかと思います。

ネーミングは商品価値を伝える重要な要素です。なんとなくや直感で、商品名を付けたりせず悩みぬいて表現していく事がやはり重要だなと実感したのでありました。


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著者プロフィール

専田 政樹(弟)
専田 政樹(弟)中小企業診断士
7&iグループ出身。
大企業10年、中小企業10年のマネジメント経験を活かし、制度構築、業務改善、人材育成等で企業支援にあたる。
企業在籍中に管理部門責任者として営業利益▲3%から1年で+0.5に改善した実績をもつ。
多様な人材の能力を引き出し相乗効果を出すダイバーシティマネジメントを専門分野とし、既存人材活性化を得意とする。