STEPは【利益】を残すためには
ある意味最も重要な要素である、
【在庫】についてのお話に入っています。
今回は前回のお話の続きを致します。
という事で、小売業の利益改善コンサルタント、
中小企業診断士の専田政粉樹がおくる、
店舗の利益改善 虎の巻、
【42巻】です。
前回、アイスクリームと
かき氷の売れ方の変化の話をもとに、
どのように在庫を持つのが適正なのか?
という話しを致しました。
今回はその話を更に掘り下げていきます。
前回の条件設定では、
売場については何も触れていませんでしたが、
売場を変更したらどうなるでしょう?
もしも前者のような変化
(41巻参照 氷菓子全体が伸びるケース)を
するのであれば、
氷菓子でフェアーを貼ったら
もっと売上はかわります。
今日から猛暑!
帰って、かき氷はいかが?とか
ふたりでアイスとかき氷を
ハーフ&ハーフにして、
倍楽しもう!
というキャンペーンとか。
アイスとかき氷の両方買ってくれたら、
ウエハースプレゼントとか…
シンプルにセットで「◯円引きとか…
まあ温度が変わって
ほっといても売れるときなら
価格以外の訴求を推奨したいところですが…
こんなアクションを起こしたら、
売上数量は確実に変化します。
当初も想定の2倍もっても
いいくらいではないでしょうか?
お店に来てくださった
お客様全員に氷菓子を買ってもらうぞ!
くらいの勢いで挑むなら、
在庫は何個もつべきでしょうか?
こうなると店舗合計の、
来店客数のデータも欲しいです。
という事で、
【適正在庫】は何個か?
というのは売場の仕掛けかたで、
まったく変わってくるのです。
ですから、
チャンスのある商品群について、
こういう売り方して、
◯個売りたいから、
△個在庫を確保するという発想が
必要になる訳です。
その際に間違えてはいけないのは、
数量設定です。
売れ残しても大丈夫なものは何か?
という話です。
これもキャラクタースーツの
事例(虎の巻36、37巻)が
わかりやすいでしょうか?
赤の120cmはのこしてOKだが、
100cm、110cmはアウト、
ましてや黄色のそのサイズはもってのほか。
あとで残しても、
なんとかなるものに
スポットを当てている必要があるのです。
次回はこの何なら残してもいいか?
という話を掘下げます。
お楽しみに! (^^ゞ
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