みなさん こんにちは!
中小小売業の利益改善コンサルタント
中小企業診断士の専田政樹です。
店舗の利益改善 虎の巻【22巻】です。
STEP3【人間の行動科学に基づく売場作り】の
9回目となります。
この章ではここまで、
人間の視野の話から、
商品との適正な距離を
測る話をした後、
お客様の消費心理の変化について
取り上げて参りました。
情報技術の深化と、
そのマーケットへの
浸透による変化の話、
そして経済の発展や
景気動向による変化の
話をさせて頂きました。
ここからは、
もう一度本筋にもどって
人間の行動科学に基づく、
売場作りの話です。
まず本日は、
お客様の目線の動きを考えていきます。
まずこちらの絵を見てみてください。
こんな形のゴンドラがお店にいくと
良く配置されていると思います。
木製やスチール製の棚板が配置され、
何段かを構成しています。
それぞれの段に商品を
配置していくイメージです。
さて、この絵というよりかは、
このタイプの普段のお買いもので
お店でよくみているものを想像して下さい。
どんな順番で目線を動かしていますか?
距離によっても感覚は変わってきます。
おおよそ1800mmから2400mmの
ゴンドラを想定して描いているので、
1000mm(1メートルくらい)の
距離からみていると考えて下さい。
いかがでしょうか?
イメージできましたか?
おそらく大きくは
Z(ゼット型)に
うごいたのではないでしょうか?
左から右に、
そして上から下へ、
という動きの組み合わせです。
ではこちらはどうでしょうか?
真ん中に通路が入っています。
人が1人通れるくらい(1メートル弱です)の
幅がある事を想像して下さい。
さき程との違いはどうでしょうか?
もし違いがある場合はどうしてかを
考えてみてください。
もしかしたら
初回もそうだったという方も
いらっしゃるかしれませんが、
今回は、2つに分けて、
別々に見られたのではないでしょうか?
要は間に通路がとられる事によって、
2つは別々のものと認識されて、
分割して目線が動いたわけです。
なぜこんなことを言うかというと、
序盤で話をした、【視野と距離】の話と
リンクをするからです。
という事で次回はこの続きを
単純化したケーススタディを使って
どのようにして
合わせて使うのかをお話します。
お楽しみに! (^^ゞ
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