分類毎の売上の波動を複合し、
売上、在庫、売場を連動させれば、
生産性は急上昇する!

小売業の利益改善コンサルタント、
中小企業診断士の専田政樹がおくる、
店舗の利益改善 虎の巻、
【63巻】です。

さて、前回からついに
3つの構成比を操る
というテーマに入っています。

前回は「トリガー」が分かった後、
状況に合わせてどう動くか、
という話を中心に致しました。
特に負け戦の時の撤退戦が
利益という観点では重要になります。

今回は、ここ何回か例示している
長袖Tシャツについて、
春と秋の違い…という話をします。
この話が理解できているのと
いないのでは大きな違いがあります。

継続して北海道は札幌の
店にいた時の話です。
夏が終わったあとの、
売れる分類が切り替わる「トリガー」が
はっきりと見えやすい地域です。
首都圏だと残暑と秋の切り替わりや、
秋から冬の切り替わるポイントが
なだらかではっきりしないのです。
最近ちょっと朝晩寒くなってきたね…
からいつしかだいぶ寒くなったという
感じではないでしょうか?

札幌の場合、
まずは再三お伝えしている「20度」、
これがひとつめの山でぐっと寒くなります。
おおよそ9月の4週目~5週目です。

次は「初雪」です。
雪虫ってご存知ですか?
先日大量発生したとの報道がありましたが、
しろーい、ふわふわーとした感じの虫が
発生します。この虫がでるとそろそろだなと
だれもが感じるわけです。
おおよそ10月後半から11月頭です。

これがでたら売場も一気に冬体制へチェンジします。
そして実際に「初冬」が降り、
お客様は一斉に今年の冬支度を始めるわけです。
しかし、初めの頃は降ってもすぐに溶けていきます。
いきなりは積もらないわけです。

次は「積雪」です。
11月後半くらいからでしょうか。
いつしか雪の上に、雪が振り重なり、
とけきれなくなってきます。
ここでは雪を前提にした
商品が売れていきます。
同じコートでも素材の違いや、
フードの有無など首都圏とは
売れる商品の要素
そのものが違います。
ちなみに北海道でも、
雪の街と氷の街があり、
これでもそれぞれ違います。

このあとは、12月に入り、
ボーナス商戦がきます。
売れる商品はあまり
変わりませんが、
1つの売上の山となります。

この後はクリアランスに入り、
バーゲン体制となっていきます。

1月に処分期に入ってから、
次の春物が売れ出すのは、
実際には3月になってやっとです。
以前もふれましたが、
気温の割に比較的初動は早いです。

そして3月末から4月頭で、
ひとつのピークがきます。
この時に今回取り上げた長袖Tシャツが
もう一度ピークになります。
もちろん色柄素材は春物なので、
商品は全く異なりますが、
アイテムとしての分類は一緒です。

さて随分と長くなりましたが、
秋の長袖Tシャツと、
春の長袖Tシャツでは
在庫管理上同じではいけないのです。
これに気がつくまでの間、
過剰になったり不足したり、
随分と苦労を重ねました。
ホントに…  次回に続きます    (^^ゞ

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著者プロフィール

専田 政樹(弟)
専田 政樹(弟)中小企業診断士
7&iグループ出身。
大企業10年、中小企業10年のマネジメント経験を活かし、制度構築、業務改善、人材育成等で企業支援にあたる。
企業在籍中に管理部門責任者として営業利益▲3%から1年で+0.5に改善した実績をもつ。
多様な人材の能力を引き出し相乗効果を出すダイバーシティマネジメントを専門分野とし、既存人材活性化を得意とする。