今回から3つの構成比のうちの2つ目、
【在庫】のお話に移っていきます。

ここまでの売上の話はデータの使い方を
主にしてきましたが、3つ目を扱う際に、
構成比としてまとめていきます。
そして今回から【在庫】の話に入ります。

という事で小売業の利益改善コンサルタント、
中小企業診断士の専田政樹がおくる、
店舗の利益改善 虎の巻、
【40巻】です。

まずは在庫とは?
という事ですが、
この話では
販売する事を目的に
入手した商品の事を
指して進めていきます。

自分で製造した商品を
直売するケースを除いては、
おおよそ、製造者や、
卸売業者から仕入れるのが、
通常のケースでしょう。

その際、現金で代金を支払うケース、
一定期間分をまとめて支払う掛取引、
手形を用いた取引など幾つかの
支払い方法が存在します。

現金で支払った場合であれば、
その商品を販売して現金化をしないと、
次の仕入れを手持ち資金から出すことに
なる為、資金繰りが厳しくなります。

また一定期間経過後に支払う、
掛取引であれば、
その支払期日が来る前に
販売し、現金化をしなければ、
資金繰りの悪化につながります。

次の仕入れを立てる為に、
お金を借りれば当然利息が必要になります。

仕入れた商品はなるべく早く売れる方が
資金繰りが安定するという事です。

いっぽうで一度に沢山の
商品を仕入れると、
割引が受けられるケースがあります。

つい沢山の商品を一気に
仕入れたくなりますが、
その商品を保管する倉庫費用や、
商品の劣化などを考えると、
いくらずっと売れ続けるタイプの
商品だったとしても、
やり過ぎは禁物です。

在庫は適正量を保つ事が大切なのです。

人間の食事をイメージしてみて下さい。
一定の胃袋の大きさに対して、
美味しいから、安いから、
といっていっきに沢山食べすぎると、
腹痛になったり、肥満になったりという、
副作用を起こします。

お店の場合にはそれが商品の劣化
(汚損、破損、蒸発、変質など)や
資金繰りの悪化、金利負担などに
なってくる訳です。

少なすぎれば今度は、
品切れを起こしたり
商品が目立たなくなり、
販売量が落ちるといった
事もおこります。

やはり適正量が重要だという事です。

しかし難しいのが、
適正量をコントロールする事です。
そこにもやはり考え方や
方法論があります。

そのまま使って絶対にうまくいく
という事ではありませんが、
先人が研究して定型化したものを
自分の店に合せてアレンジをしたり、
複数の手法を組み合わせたりして、
アジャストする事で、
比較的うまくいくことが多いです。

という事で次回以降、
その方法論について、
お話しをしていきます。

よろしくお願い致します。  (^^ゞ


人にまつわる問題や悩みを抱えていませんか?

著者プロフィール

専田 政樹(弟)
専田 政樹(弟)中小企業診断士
7&iグループ出身。
大企業10年、中小企業10年のマネジメント経験を活かし、制度構築、業務改善、人材育成等で企業支援にあたる。
企業在籍中に管理部門責任者として営業利益▲3%から1年で+0.5に改善した実績をもつ。
多様な人材の能力を引き出し相乗効果を出すダイバーシティマネジメントを専門分野とし、既存人材活性化を得意とする。