小売業の利益改善~STEP5⑲ 3C分析を使いこなして強みを強化~C:彼を知り、己を知らば、百戦殆からず後編 Vol.2

ターゲット象を絞り込む事で顧客は増える!

強みを強くし真の強い店へ【彼を知り己を知れば百戦あやうからず後編-2】⑲

小売業の利益改善コンサルタント、
中小企業診断士の専田政樹がおくる、
店舗の利益改善 虎の巻、【87巻】

STEP5マーケティング編は
前回から自社分析に入っています。

SWOT分析について
前回はフレ-ムの
説明を致しましたが、
このフレーム私が感ずるところに
ちょっとした落とし穴があります。
フレームを使って議論をすると
要素が混在しやすく、
まぜこぜになって何の話をしたいのか
わかりにくくなるなってくるのです。
作成者は俯瞰しがら作業をするため
理解ができたとしても、
結果をみせられた側はよくわかりません。
その為、他の業界でも同じですが、
こと小売業でしようする際は
以下の要素に分解して作成すべきです。
これまでも同じ事をいってきていますが、
コンセプト、ターゲットを頭においた上で、
①商品政策/品揃え
②店舗環境/床壁天井・設備・備品
③販促プロモーション
④接客サービス
の4点です。
解りやすく1枚のまとめようとすると
かえってわかりにくくなります。
全てが埋まらなくても
わけて考えた方がいいのです。

分けるとそれぞれ施策を
考える事ができますが、
まぜると論点がぼけてしまうのです。

競合分析でも同じ項目で
説明して来ました。
そのため直接競合と比較する事も可能です。

直接比較ができると、
勝負して勝てるかどうかが判断できるのです。
また、よほど特化する商品を扱っている時以外は
比べてまさっているかどうかが決め手になります。

1対1の強さ、
兵力の多さで分析する
ランチェスター戦略を活用するにしようにも
兵力を分析できなければ話になりません。

特に競合分析のところで
詳しく話をしてきましたが、
各要素を切り刻まないと、
ひとつひとつを
比較できるようになりません。
くらべなれないと
あっちが強そうとか、
こっちの方が強いとか
なんの根拠もない
ただのイメージの話に終わったり、
むしろ思い込みの度合いなど、
本人の性格をあらわすかもしれません。

戦いに勝てるかどうか?
彼を知り、己を知らば、百戦殆うからず…
まさにこれですね。

生き残る事ができるかどうかは
ここにかかっているわけです。
敵の戦力を直接比べられるレベルに
噛み砕けているかどうか?
生死の境目ということですね  (^^ゞ

↓各ステップのリンクはこちら

STEP1 まずは賢いお金の使い方 – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP2 商品ロス削減による足場固め – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP3 人間の行動科学に基づく売場作り~VMD – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP4 3つの構成比で売場を操る – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP5 3C分析を使いこなして強みを強化 – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP6 権限移譲で多店舗展開を成功させる – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP7 お客様と長く付き合う – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
elderly man thinking while looking at a chessboard
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