「小売業におけるデジタルマーケティング」の企業事例

今回はちょっとのりが異なりますが、先日ある小売業者のデジタルマーケティングについてお話を聞く機会がありまして、

かなりリアリティのある話で、無料で公開しているネタでしたので支障のない程度でちょっとまとめてみました。

タイトルは店舗主義者によるweb上の7つの仮説

①店がある事は競争優位性の源泉となる→△

実際どうかはまだわからない…という中で、小売の会社はやはり店舗をつくってナンボ…という認識が

社内では根強く、どうしてもweb施策は後回しになりがちで、一体的にはなりにくい(いまのところ)。

②来店がむづかしいお客様がネットを利用して購買する→✕

分析した結果ネットを利用してくれるお客様はほとんどがリアルの店舗との併用である。

③ネットスーパーは働くママがよく使う→✕

CRMデーターを分析した結果利用者の6割は専業主婦だった。

現状の物流(配達時間の指定幅がややひろい事を指している)では働くママには使いにくい。

予約したものを店にとりにきてもらう方向にシフトしようとテストしたが、利用者はほとんどが従業員だった。

④O2Oは本当は効果がないのでは? →✕

ネットとリアルを融合させた販促キャンペーンを展開した結果、PV、売上とも絶大な効果があった。

⑤web単独でのプロモーションでは効果はでない? →✕

しっかりと反応してもらえた。成功例では●●万件を超える応募があった。

⑥年齢の高い顧客層にはデジタルアレルギーがあるのでは? →△

なかなか活用してもらいきれていない。ガラケーの低額利用者にとってはスマートフォンの料金は高額で

贅沢品に相当し、なかなか普及がすすまない層となっている。色々手をうったが期待値には届かない。

⑦クリック&モルタルはカニバリゼーションを起こす →✕

従業員はそう思い込んでいる人が多いが実際にデーターを分析するとそうでは無いことがわかる。

ネットを利用してくれるお客様はほとんどがリアルの店舗との併用。

店舗でのブランディングに魅力を感じ、ファンになってくれていないとネットでの購買はのびていかない。

店舗のヘビーユーザーがネットを併用してくれているというのが実態。

言い換えればネットとリアル店舗はカニバリゼーション関係にはない。

O2Oを推進し、オムニチャネル化を図る事がより重要である。

といった内容で、あえて演出としてやっているのだとは思いますが、仮説は外れた的な話方が逆にとて面白く、

プレゼンテーションの手法としても飽きさせず、最後までとても興味深く聞く事ができました。

内容についても、実際にやってないとわからない話ばかり。とても共感を感じる内容でした。

いやー非常に勉強になりました。(^^ゞ