中小企業診断士 登録養成課程 VOL.68

養成課程68回目は流通マーケティング続編で酒屋事例の最終回。

各種分析を元に、販売目標である立ち飲みで
年間売上2500万円を狙う策を練りました。

といってもまず初めに目標額の認識についてですが、
年間営業日数約250日でこの額を売ろうとすると、
平均日販10万円が必要で、一杯単価400円前後のこの店では、
単純計算で250杯売らないといけません。

立ち飲みの営業時間は18時~21時で3時間、
収容人数はフルで25人、100%席が埋まり、
三回転させ、1人3.5杯飲んでもらってやっと到達。
目標額がそもそもかなり無謀かと…

と言う事で、営業時間の拡大、
土日の営業などの策に始まり、
立ち飲みメニューの拡大や、サービスメニュー、試飲、
もう一杯お勧め等を通じて、
日本のお酒の良さを伝えつつの販売強化策を揃えました。

また、最も重要だと思うのは、
やはりお客様に支持される為に、
キラリと光る店になれるかどうか!
インストアマーチャンダイジングが弱く、
提案力がない現状ではやはり認知して貰えないでしょう。

棚毎にテーマを持たせ
商品をグルーピングして編集し、その情報を発信。
週替わりで良いので、今週のお勧めコーナーを作り、
お客様に語りかけていくきっかけとし、
コミュニティを形成していく事が重要だと思います。

店長には店頭で演じる事を理解してもらい、
エンターテイメント性のあるお店にする事で、
その価値も伝わるのではないでしょうか…

おまけ
本日の講座の中ででてきた
「酒飲み」のことを言う「左党」という
言葉の語源についてです。

諸説あるようですが
大工さんが「ノミ」を左手でもつさまから、
「ノミ手」→「飲み手」→「左党」との事。
色々と勉強になります…_φ(・_・

focused carpenter working with wood
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