スーパールーキー流川楓が沢北を抜き去るシーンに学ぶインクルージョン!ーせんだ兄弟社

名作【SLAM DUNK】に学ぶインクルージョン!

皆さんこんにちは。
株式会社せんだ兄弟社
代表 専田 政樹と申します。

【インクルージョン】?
え???なにいってんの?…
という感じでしょう。
まだ日本では、
あまり馴染みのない言葉です。
しかし既に有効性について
気がつき始めている人が
でてきたのではないでしょうか?
ですが学問的にうだうだ語ると
ますます浸透しないので
名作に学ぶ事でわかり易く
お伝えしていこうと思います。

第1弾は、みなさん大好き【SLAM DUNK】から!
例示するのにふさわしい様々なシーンがありますが、
今回はその中でも、やっぱりこれでしょう!という
シーンから取り上げます。

それは、ヤマオー戦の
【流川 楓】が【沢北栄治】を
抜き去るシーンです!

陵南戦の対仙道を彷彿させる
1on1を仕掛けるも、
コテンパンにされるルカワ。
その時ストリートで対決した時の
仙道のセリフを思いだす。
「キタザワ…」
→「沢北じゃねーか どあほう」
ファンならわかる隠れた?名シーンです。

その時仙道が伝えたのが、
1on1と試合の違い。

そしてルカワは仲間にパスを出し始める。
マークを引きつけパスを出す。
ドライブをかけながらパスを出す事で、
仲間に点を取らせていきます。

そしてパスをしっかりと刷り込んだ後、
渾身のドライブで沢北を抜き去る!

そして花道と激突……

さていったい何が起きたのでしょうか?
インクルージョンとは人と人とが
活かしあい、相乗効果で成果を出していくこと。
山王工業戦ではいくつもの山場がありましたが、
湘北で点がとれるのは、ルカワだけではない。

花道がリバウンドを頑張った事で、
河田兄のマークが赤木から花道へ。
その状況なら赤城が得点源になる。

パスが回って点が入る事で
沢北の意識に変化がでる。

ルカワのプレイだけでなく
いくつもの伏線が絡まって、
メンバーが生かし合っているのです。
ここまで到達するのが、
インクルージョンです。

日本ではダイバーシティ部分が
クローズアップされますが、
グローバルには
ダイバーシティ&インクルージョンまで
着眼されています。

ダイバーシティとは多様な人材を示し、
インクルージョンは多様な人材が
有効に機能している状態を指し示す
と私は解釈しています。

日本では男女平等の流れから発展しているので
互いを活かし合うという話の前に、
公平にコートに立てることが
先になっている…といった感じでしょうか。

湘北高校で言えば、
赤木、木暮、ヤス、シオなどの
元メンバーに、流川、花道、リョータ、三井と
次々に問題児でもある多様な
メンバーがつどってきます。
この状態がダイバーシティです。
そして赤い髪のままでもコートに立てること。
これも同じです。

このメンバーが数々の苦難の中で成長し、
ピンチになると互いを生かし合います。
話の進行につれて相手のレベルもどんどん
高くなっていきますので、
ハイレベルなレギュラーメンバーでなければ
インクルージョンはおこらない…とも感じられます。

しかし、豊玉戦の前半でヤスが見せたペースダウンは、
メンタル面の芯の強さがチームに理解されているもので、
これもまたインクルージョンでしょう。

つまり、現有戦力の特性を掴む事で、
その時々の状況にあわせ、
適材適所の配置を行い、
互いを生かし合っているということです。

考え方的には、
赤城が2年までの勝てなかった
湘北でも同じことがいえます。
成果が勝利までたどりつくかどうかは
相手もあることですから別問題ですが、
自軍のメンバーの良さを活かし合って
最適化することができるはずです。
海南の牧が、パスがさばければな…… と
惜しがっていたやつですね。

さて初回は随分話があちこちに飛びましたが、
「インクルージョン」のイメージは湧いたでしょうか?

少子高齢化の進展、
生産年齢人口の減少、
目の前に迫る介護ショック……
働く人の人数は減り、
時間と場所の制約が増えるなか
互いが活かし合わなければ
日本に未来はありません。
【子供達に「明るい未来」と「豊かな社会」を! 】
インクルージョン!!!

 

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