小売業の利益改善~STEP4㉚ 3つの構成比で売場を操る~C:売場構成が効率を左右する Vol.7

マーケットニーズを狙った
売場面積設定をつらぬけば
店生産性は飛躍的に向上する!

小売業の利益改善コンサルタント、
中小企業診断士の専田政樹がおくる、
店舗の利益改善 虎の巻、
【58巻】です。

さて、売場面積という
テーマの7回目となります。

今回は商品ライフサイクルの話です。
商品ライフサイクルとは
導入・紹介期→上昇期→成熟期→衰退期といった
感じで商品の市場への浸透度などを分析し、
その商品に対するマーケティング戦略に
利用していくものです。
参考↓

一般的には、電化製品などで考えると
わかりやすいかと思います。
技術の進歩とともに、
新たな製品へ入れ替わります。

今回はこの話を小売店で
販売する商品に落とし込みます。
季節の変化に応じて、
紹介期→上昇期→ピーク期(成熟期)
→処分期(衰退期)と考えて下さい。

例えば衣料品であれば、
初夏ものが実需としては、
3月が紹介期、後半はから徐々に上昇し、
ゴールデンウィーク事に
1回目のピークを迎え、
その後に処分期(クリアランス等のセール期)と
なります。

①分類毎に売上の計画、
②必要な在庫量の計画を商品の確保、
③適正な売り場面積設定
と3つを揃えていくわけです。

1つの分類について考えている時は
良いですが、これが全体になると難しくなります。
様々な種類の商品がいりみだれるからです。
それをわかりやすくする為に構成比に落とし込んで、
直接比較検討できるようにしていくのです。

これができるようになると、
売場の計画立案の基準と根拠ができるので、
皆が共通の議論ができるようになります。

次回は各分類の計画を統合する時にポイントについて
お話していきます。    (^^ゞ

↓各ステップのリンクはこちら

STEP1 まずは賢いお金の使い方 – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP2 商品ロス削減による足場固め – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP3 人間の行動科学に基づく売場作り~VMD – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP4 3つの構成比で売場を操る – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP5 3C分析を使いこなして強みを強化 – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP6 権限移譲で多店舗展開を成功させる – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
STEP7 お客様と長く付き合う – 株式会社せんだ兄弟社 (kyodaisha.com)
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